リオ五輪サッカー 日本代表対ナイジェリア代表戦の感想
ついに始まったオリンピック!!
日本の初戦はナイジェリアでしたが、なんともらしくない戦いでした。
手倉森ジャパンは守備が堅い印象でしたが、初戦の緊張とかあったんでしょうか…
まずこの試合、最初の13分間で4点入っています。
世界中見ても、なかなか珍しい展開ではないでしょうか。
結局この日の日本は5失点しますが、ほぼ自分達のミスからなんですよね。
そんなディフェンス陣の中でも、特に室屋が良くなかった。
彼に対する評価は個人的には高かったので、2失点目のミスを見て「おかしいな」と思いましたね。
結局、この試合ではあまり良いところを出せなかった。
普段の彼はもっと素晴らしいプレーが出来るはずですが、もしかしたらブラジル戦でネイマールにやられたらしいので、その影響があったかもしれませんね。
塩谷・植田は悪くなかったと思いますが、最初の10分ぐらいはラインが少し低かったです。
あと1mぐらい上げてほしいなと思っていましたが、2失点してからは塩谷がコントロールするようになっていましたね。
左の藤春は自分のプレーは出来てなかったように思います。
スピードと左足の正確なクロスが武器だと思いますが、あまり出せてなかった。
ディフェンスに関して整理すると、まずラインが少し低かった。
失点したくない気持ちがラインの低さに出たかもしれません。
相手は足も速かったので、裏にスペースは作りたくない気持ちもあったでしょう。
それから、両サイドバックが良くなかった。
この試合はサイドから崩すことが有効なはずでしたが、サイドからの攻撃・連携が機能しなかったように思います。
中盤ではアンカーの遠藤・インサイドハーフの大島はそれぞれ持ち味を出せていたように思います。
遠藤は当たりの強さとボール奪取能力を発揮出来ていましたし、大島は攻撃で前への飛び出しや、気の利いたパスを出せていました。
問題は原川です。
彼は全く機能していなかった。
ポジショニングも悪いので攻守ともに良くなかったですし、簡単なトラップミスもしてピンチを招いてました。
私なら前半だけで交代させてましたが、案の定後半早々に交代してましたね。
興梠はポストプレーは頑張っていました。
まあ、彼はもともともポストプレーが上手いので、これくらいは出来ます。
ただFWとしてはシュートがほしかったですね。
その点、南野は良くやっていました。
プレーからは、彼のこの大会に懸ける気持ちが伝わってきましたし、完全に攻撃陣を牽引していました。
中島も気持ちを前面に出したプレーで、見ていて気持ちよかったです。
特にディフェンスではガツガツいってました。
他の選手がもう1歩2歩寄せが甘かったのに対して、中島はしっかり食らいついていたので、意気込みが感じられました。
初戦は負けてしまいましたが、スウェーデン対コロンビアが引き分けでしたので、グループリーグ突破の可能性は残されています。
5点失いましたが4点取れたのは好材料なので、ディフェンスの修正が出来ればいけますよ。
修正点は技術や組織的なことではなく、間違いなくメンタル面。
自信を持ってやれば、彼らなら通用すると思っています。
特に室屋はもう一度「自分はやれる」てことを思い出してほしいですね。
このチームはディフェンスから試合を作っていくチームだと思うので、ディフェンス陣は「自分達が引っ張っていくんだ」という気持ちで次の試合頑張ってほしいです。
ということで、第2戦を楽しみにしたいと思います。